2020年9月6日(日)

このところ嫌な夢を見なかったのに、2日連続でうなされるような夢を見た。だいたいは寝相の問題だと思う。どうしたらふわふわのやさしい夢ばかり見られるんだろう。

 

午後、ZOOMで岸政彦さん監修『東京の生活史』説明会を受ける。聞き手に応募し、参加できることになった。去年くらいから「このまま東京に住み続けるのだろうか」と考えるようになり、今回の取り組みでも、人に話を聞くことで自分のなかの東京を考えたいと思った。

 

事前に読んでおいてほしいとされていた『街の人生』は、商業向けのインタビューと異なり、人が話した地に近い文章で、重複や言いよどみなどがそのまま残されている。ふだん文字起こしをしていると、そういういわば「無駄」とされてしまう部分にこそ、なにかが表れているように思う。しかし、それらを積極的に残せる場はそうない。参加できてうれしいことのひとつである。

 

120人もの参加者(ちなみに聞き手は総勢150人)がいる説明会で、特に印象に残ったのは、聞き取りをすることは「エグい話競争をしているわけではない」という話。インタビューをしていて「おもしろい」と思うのは、実は話し手が隠しておきたいことだったりすることが多々あるけれど、岸さんいわく、そういう「おもしろい」箇所を削っても生活史は成立するし、ちゃんとおもしろくなる、と。

 

キャッチーさが求められる流れにのっとって、ついついわかりやすいおもしろさを「取りに」行こうとしてしまうけれど、生活史の聞き取りでは、とにかく話し手を尊重し、積極的に受け身になることが推奨されるという。自分を消して、相手の話に耳を傾けること。いやらしい気持ちを捨てねば。

 

数週間後にまたZOOMでの研修会がある。それにしても、150人もの聞き手とやり取りする編集の柴山さんの労力たるや…。

 

夜は、4月に始めたメルマガの最終号を書いて配信した。思い付きで始めたことだけど、やってみてよかった。返信によって友人知人の知らない面が見えたり、まだ会ったことがないけれど会って話してみたい人が日本中にできた。自分を開示するのが得意ではなかったんだけど、やってみると相手も少しずつ自分のことを教えてくれる。

 

メルマガで元気になったので、知らない人に絡まれるリスクやふるい知人に読まれてこっそりバカにされるリスクを背負いながらも、もう少し広い世界で思ったことを書いていきたいと思って、今度は毎日日記をつける実験をしている。

 

【食べたもの】

9時 冷凍チャーハンとサラダ(食べて二度寝

12時 サラダうどん

16時 梨

19時半 チキンステーキとサラダ

21時 ビスケットアイス