2020年10月28日(水)/もしもの時は言ってよplease

家から作業場までの道にいる猫たちと仲良くなれない。仲良くなりたい。あまりじっと見ない方がいい、というティップスを小耳に挟んだ。

 

だから今朝は、道の真ん中でごろごろしてる猫さんたちを通り過ぎるとき、いつもの熱視線を封じ、興味ありません風を吹かせてみたら効果てきめん。いつものようにピャーッと逃げることなく、おくつろぎのままでいてくれた。コツをつかんだ。興味ない風を装いながら、ちょっとずつ懐に入れていただけるよう地道にやっていきたい。

 

よく考えたら、私だってあまりに興味津々で近づかれたらストレスだ。そうすると、そもそも「仲良くなりたい」気持ちがやましくさえ思えてくるけど。

 

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「免許持ってますか?」と聞かれた。「持ってるけど、ペーパーでゴールドです」と答えた。聞けば、免許を持っている人に、先日関東近郊の田舎道に連れて行ってもらったのが楽しかったそうで。

 

本題よりもそっちの話をしてる時の方が元気になってくれたので、思わず「じゃあ練習しときます」と口からこぼれた。元気になってほしい一心で、約束してしまった。練習しよう。

 

最初の会社で営業だった時、特に最初の数年間は、仕事の時間のほとんどが運転に費やされていた。一人の気ままな時間を持てるので、自分には向いていた。だけど、仕事で乗らなくなってから、たぶん3〜4回しか運転していないはず。

 

してほしいことを言ってくれる人はいい。すればいいことがわかるから。自分自身はけっこう言えない。本当に何かに困る前に、ちょこちょこと希望を人に伝えられるようにしておきたい。きっと本当に困った時はいつもよりもっと言えないはず。

 

ちょっと角度のちがう話だけど、最近は「仕事ください」も気軽に言う練習をしてる。ちょっと前まで「仕事ください」がどうしても言えなかった。値踏みされるのがこわいのだ。でもそれじゃやっていけない。実家に帰った時に父とそんな話をして、マインドの入れ替えを試み始めた。

 
っていうか、実家帰ってた時のこといつ書くのさって話で、最初は有料記事にするつもりだったけど、それよりかちょっとした冊子にして文フリはもう間に合わないけど、どっかで直売したりした方が楽しい気がしてきた。ゴールデン街で店番している最中に、言ってくれたらそっと出して売るとかも楽しそう。秘密を共有するには、ネットより紙の方が、そしてできればリアルな場の方がわくわくしませんかね。