2021年2月26日(金)/平成もアーカイブしてほしい

今日の『俺の家の話』、いつもにまして盛りだくさんですごかった! 見どころ多くて、その度に興奮させられて、おもしろすぎて疲れてしまった。22時からの最新回を見る前に、21時から前回をおさらいするのがルーチンになってるけど、今日の6話は2回観るだけじゃ足りないかもしれない。

 

この、同じものを何回も観るシステム(?)は、コロナによる個人的な変化のひとつです。いままではおもしろいものを何回も観るより、新しいものを観るのを優先していたんだけど、演劇がオンラインになったこと、その演劇をレポートするために複数回観たことがきっかけになって、演劇にかかわらず気になるものは何回も観る習慣ができました。

 

当たり前だけど、何回も観ると一回観たときより多くのことに気が付きます。逆にいうと、一回だと見落としが多すぎるのに気がついて、いままでなんてもったいないことをしていたのか……と作り手の人たちに申し訳ない気分にすらなったのでした。演劇が劇場で観られるようになったら、また数たくさん観たい派に戻っちゃう気もして、もったいないような。演劇にはリピート割はほぼないので、何度も観るのは金銭的にもむずかしいし、その一回性こそが本質って感じもあるんだけども。オンラインの演劇が一年でかなり発達したけど、以前のように劇場で演劇ができる環境が戻ってきた時どうなるんだろう。なんか、ハイブリッドな形態とかが生まれるんだろうか。完全にこっちの都合だけをいえば、劇場で観ておもしろかったものを、配信で少し安めにもう一回観られたらすごく良い。

 

話戻りますけど、今日の長瀬の歌のシーンは、生まれ持ったスター性、アイドル性が爆発していましたね。こんなに人を惹きつける才能のある人が、裏方になりたいと思ったのはなんでなんだろう。ジャニーズっていままでどういう組織で、いまどういう組織なんだろう。

 

SMAPの歌を聴きたいことがちょこちょこあって、なのにサブスクにもiTunesのストアにもないから、仕方なくYouTubeに上がってるのを聴いてる。SMAPが残してくれたたくさんの曲たちに気軽にアクセスできないなんて、日本の平成ががっぽり失われているようなものじゃないですか。SMAPのことを考えるとき、真っ先にあの不可解な謝罪映像を思い出してしまうのも悲しい。

 

そういえば今日、小室哲哉とKEIKOの離婚成立のニュースも流れていましたけど、こうやってひとつひとつ平成が終わっていくのか。令和発のポップカルチャーにも夢中になれたらいいのだけど、平成に生まれたものを引きずって生きていくような気もしている。平成のあれやこれやも、アーカイブとして残しておいてほしいものです。