2021年4月1日(木)/退職エントリ不作の年だった/『ミナリ』観た

昨日はFBに退職エントリが上がるのを楽しみにしていたけど、一個も見当たらなかった。退職エントリ自体が廃れたのか、自分の知り合いに変化がなかったのか。だいたい似たようなこと(歯切れの悪い退職理由、前職の同僚への感謝など)しか書いてないものだとしても、知ってる人の仕事の変化を見て、ほうほうと思いたい。

 

今日は、珍しくファーストデーに映画が観られるということで、『ミナリ』を観てきた。1980年代(パンフ読むまで時代がわからなかった)に、韓国からアメリカに渡った家族の話。

 

序盤にあるシーンで、ヒヨコの雄雌を分ける作業の休憩中、雄のヒヨコがまとめて廃棄されることを、父親が息子に教えると、息子は「なんで雄は要らないの?」と聞き返す。「雄は食べても美味しくないし、子どもも産めないから役に立たない。だから僕らは役に立つことをしないといけないんだ」と教える。これが、この映画のひとつの肝だろう。そういう考えが、「家族のためを思って」といいながら、家族の意見を聞こうともしない姿勢につながる。しかし、父は「黙っていたら自分は役立たず」と強迫観念的に思ってしまっているのだから、家族のためと言いながらも、実際は社会的に成功して、自分が「役に立つ」証明をしないといられないんだろうなと思った。

 

そのほかにも気になるポイントがあって、もうちょっと『ミナリ』のことを書きたいんだけど、眠くなってきたらまた今度書くかもしれないし書かないかもしれない。

 

今月は、今まで以上にゆるめの内容を、こまめに更新して行けたらなと思ってる。割とやることが多い月になりそうで、だからこそこまめにお掃除していきたいということです。