2021年4月4日(日)/派遣とフリーランス兼業の現状と悩み

自分がこのところ起きているときにしてることといえば、仕事、準仕事(仕事につながる何かを読んだり見たり)、SNSTVerradiko&U-NEXT、オートミール、コンビニで売ってるスタバのチャイ、最小限の家事、そのくらい。

 

去年の12月から週3日働きに出て、それ以外は個人で受けた仕事をしている。どちらも書いたり編集したりの類の仕事で、それ自体は望んでやっていることである。日々自分の能力不足に直面しているが、仕事にできてよかったと思っている。しかし、問題は仕事量の調整である。つい最近までは、個人の仕事がそんなになかったため、暇で、お金が足りないなぁと思っていた。それがありがたいことに仕事が増え、すぐにぱつぱつになってしまった。お金は、初任給くらいには届きそう。なぜ仕事が増えたかといえば、別に自分の能力がいきなり上がったわけではなく、知り合いがたまたま仕事を発注する側の人になったからだ。仕事が少ない時、このように偶然仕事が増えるということを知っていたら、そんなにジェラすることもなかったのに。とはいえ、偶然増えるということは、逆もまた然りで、すぐにまた暇でお金が足りない期がやってくる。忙しい時とそうでない時の差が大きい。そう考えると、いただける仕事はすべて受けておきたくなり、仕事以外の時間がどんどん削られていく。

 

一つは、派遣で行ってる週3日の仕事を辞めるという選択肢がある。フリーランスの仕事だけで毎月初任給程度に稼げるようになったらそうしたいと思っていた。しかし、別の問題がある。人と話す機会がグッと減ってしまうことだ。週3の仕事の方は、記事を作る業務にも関わらず、なぜか出社しなければならず、最初は不満を持っていた。しかし、4ヶ月通ってみて気持ちが変わってきた。同僚の方々とランチに行ったり、仕事中に色々教えてもらったり、そういう時間が自分の心のこわばりをほぐしている。もちろん通いならではのストレスもある。納得がいかないこともある。しかしそれでも、人に会うことで保たれている何かがある。

 

逆に、派遣の方の日数を増やす、または他に正社員や契約社員として雇ってくれる会社を見つけ、個人で仕事を受けないという選択肢もあり得るが、それはそれで違う。今までの経験を振り返り、一つのところに勤めると、その会社なり団体なりに「捨てられないようにせねば」という気持ちが働く。そしてそれが何より自分を追い詰める。安定した身分の代わりにずっと「申し訳なさ」がつきまとい、そのせいで無駄に頑張ろうとしてしまう。そんなふうに思わず、堂々としていればいいのだろうが、これは今のところわかっている自分の性格であり、性格を捻じ曲げて適応するよりは、性格に合わせて働き方を調整する方がいいと判断している。それに、私がどう思おうが、どうがんばろうが、会社の側には別の論理があるので、切られる時は切られる。それならば、やはりいろんな人たち、いろんな会社から仕事を発注してもらう方がいい。

 

こないだ久々実際に会って打ち合わせしたフリーランスの方が、「環境が変わって、家に人がいる状態だと、仕事の合間にちょっとした雑談ができて、そのせいか仕事が前よりはかどる」と言っていた。ああ、そうだよなぁあああと思った。

 

家に人がいるのはうらやましいが、誰かとそうなる予定が特にない。友だちとルームシェアって感じでもないし、誰か恋愛対象になる人と一緒に住むことも考えにくい。マッチングアプリとかやる気力なんてまずない。そもそも恋愛はそれ自体でまた別のストレスである。何かで読んだけど、よいものであれ悪いものであれ、変化自体ストレスの要因になるらしい。人生にはどうしたって変化が訪れるもので、自分の人生にも、どうしようもなく誰かといたい、って気分になるときがまたあるのかもしれない。しかし、自分でその機会を望みに行くほどの気力と時間、あるいは切迫した何かがない。

 

雑談については、週に2日バーのバイトをして賄えていた。いまは店自体が休業していて、その時間がなくなってしまったことも、暮らしのバランスが悪い原因だ。晴れて店が通常営業に戻ったとしても、永劫そこにあり続ける保証はない。雑談を日常的に得るための他の手段が必要。

 

というわけでいま思う一番の理想は、仕事はすべてフリーランス(業務委託含む)で受ける体制、かつ、フリーランスの仲間数人で一緒にシェアオフィスを借りる、です。って、前からそんなことを思っていた気もするけど、その思いが強化されたという感じ。フリーランスの人たちとのゆるいつながりを増やしたいというのには他の理由もあるのだけど、それはまた今度書いてみたい。どれもこれも、書いたから何ってわけでもないけど、希望は自分の外に出しておいた方がいい。というわけで仕事に戻ります。