2020年11月23日(月)/殴ったり蹴ったり火炎瓶投げ込んだり

VABF(東京アートブックフェアのオンライン版)最終日、出展していたLEEさんに呼ばれ、オンラインミーティングなるものに参加した。TABFに初めて行ったのが4年前で、まだその時は外苑前が会場だったんだけど、それが最初のLEEさんとの出会いだった。ブースが多すぎて途方に暮れていたところ、不意に目に飛び込んできたLEEさんの特大野菜ジュースポスターに引き寄せられるよう、一直線にブースへ向かい、なにを話したかは覚えてないけれど、とにかくなんだかとても盛り上がって、笑いすぎて疲れたことは覚えてる。

 

オンラインミーティングでは、LEEさんと寺本愛さんが同じブースで、他にもイラストレーターの女性が参加されていた。「自分の作品をどこまで説明するべきなのか」という作り手側の話があったので、その流れで「作り手は作品に寄せられる感想をどのように捉えているのか」みたいなことを3人に聞いてみた。この回答が興味深くて、クローズドな場所での話なのでここには書かないけれど、他人からの寄せられる反応をどう捉えるかは、その人の作る姿勢そのものだし、作品自体にも大きく関係しているように思った。

 

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アマプラで『猟奇的な彼女』を観た。女性が暴力を振るうシーンにはグッと体温が上がるようなところがあって、それなのになぜかこの映画をスルーしていた。で、観てみたら、暴力シーンはあまりツボではなかったんだけど、テンポの良さやオチの気持ちよさなど、普通に楽しい映画だった。

 

私の好きなのは、もっと何か根源的な欲求や深い怒りに突き上げられて振るう暴力みたいなやつで、例えば『スリー・ビルボード』で中年女性が警察署に火炎瓶を投げ入れるシーンはめっちゃ好物。あと、ちょっとちがうけど『ミッドサマー』のラストシーン。それ系のシーンがある映画、もしあったら教えてください。あ、『マッドマックス』はなぜかみそびれていて、たぶん好きなんだろうなぁと思ってます。