感想
最近はっきり自覚したのだけど、映画や小説などの創作物にはとことん自分を痛めつけに来てほしい。そういう欲求がわたしにはあります。傷ついて、そこから時間をかけて傷つきの理由を見つめて、自分を知りたい。そう、自分を知る手立てとして創作物や表現全…
『愛について語るときにイケダの語ること』は、生まれつき体に障害を持つ池田英彦さんという方が、がんを患ってから亡くなるまでの最後の2年間の映像をもとにした約60分の短い映画だ。その時間の多くを構成するのが、彼自身による「ハメ撮り」だと聞けば、私…
昨日はFBに退職エントリが上がるのを楽しみにしていたけど、一個も見当たらなかった。退職エントリ自体が廃れたのか、自分の知り合いに変化がなかったのか。だいたい似たようなこと(歯切れの悪い退職理由、前職の同僚への感謝など)しか書いてないものだと…
映画『あのこは貴族』を観た。 anokohakizoku-movie.com 松濤の良家に生まれ、そのまま実家で暮らす女性(門脇麦)と、富山の一般家庭に生まれ、猛勉強の末に慶応に合格して上京した女性(水原希子)。境遇の異なる2人の人生が、東京でひととき混じり合うお…
今日花束を観たという人から連絡があり、その流れでお茶をして、その最中はとても楽しかったのに、そのあとになぜかやっぱり悲しい気分になってしまうのであった。悲しさというか不安に近く、自分の心の弱さが吹きさらしになってしまうような感じ。人によっ…
以前、ある芸人がこうつぶやいていた。 児童相談所の人員不足や介入強化の整備に使われるなら消費税80%になってもいい。そして過剰なくらいの権力を持った鬼の部隊つくろうよ。 そこまでしないとゴミ虫共の虐待は無くならない。 これを見て血の気が引いた。…
昨日映画を観られなかったのが悔しい。Yahoo映画で調べてみたら、ポレポレ東中野で『なぜ君は総理大臣になれないのか』が再上映されている。昨日は『花束みたいな恋をした』を観る気だったのに、森失言のあれこれを読んでいたら、政治映画の気分になってきた…
昨晩始まった『俺の家の話』、リアルタイムで観て、2時間後にTVerで観て、今日再放送してるのも観た。シンプルななかにただならぬ気配を感じるタイトルと、長瀬の表舞台最後になるかもしれない連ドラという触れ込みに、かなり期待して楽しみに待っていたけど…
庭劇団ペニノ・タニノクロウさんのVR演劇を観に、北千住のBUoYへ。 niwagekidan.org 10月にもペニノのVR演劇を観て、感激してしまい、今回も迷わず観ることにした。 受付を済ませると、QRコードを読みこむよう指示され、開くと「問診票」が出てくる。「ゴー…
あくまで自分のなかでということだし、ラジオと舞台と言うちがいはあるけれど、「空気階段の踊り場」と劇団のゆうめいを好きな理由は、すごく似ている。どちらも、いま生きて、変化しつづける人たちのドキュメンタリー。どちらも、情けなさや悲しさを含めて…
わたしは性別が女で、いまのところ異性愛者だ。同性愛の人たちへの偏見が薄れつつあるとはいえ、数としては異性愛者のほうが多いだろう。(潜在的な話はひとまず除いて)マジョリティの側にいるにもかかわらず、わたしの傷つきの多くは、異性愛者であること…