2020年12月24日(木)/身体乗っ取られる30分

庭劇団ペニノタニノクロウさんのVR演劇を観に、北千住のBUoYへ。

niwagekidan.org

 

10月にもペニノのVR演劇を観て、感激してしまい、今回も迷わず観ることにした。

 

受付を済ませると、QRコードを読みこむよう指示され、開くと「問診票」が出てくる。「ゴーグルの前面を覆わないでください」「電源や音量のボタンを押さないでください」など注意事項が書かれており、「ってことは、目を覆いたくなったり、音を止めたくなるようなことが起こるってこと?」とビビる。そういえば、この公演のポスター、どう見ても手術室だし。何されるんだ。一緒に行った友だちとも「怖いね……」と言い合い、入場する段になると緊張のあまり「ああ、やだな」と口走るほど。

 

自分のブログを読んでる人のなかで、どのくらいの人が演劇を観ていて、そしてどのくらいの人がこの公演を見る予定なのかよくわからなくて、たぶんほとんどいないだろうけど、一応ネタバレ的なことを避けて感想を言うとするなら、とりあえず心配していたレベルにはこわくなかった。他人の身体に乗り移ったり、自分の身体が奪われたりする感覚がめちゃくちゃ気持ち悪くて、とてもおもしろい。自分の意識や身体が剥がされていくような、自分の自由が奪われていくような、そういう平穏な日常をひっぺ返される30分だった。

 

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先週はバーのお客さんが少なく、そういう日はじっくりしゃべれて楽しいし、(こんなことは言わない方がいいのだけど)時給なのでもらえる額は別に変わらないのだけど、そうは言ってもちょっとしょんぼりもする。イブだから今日も少ないかなぁと思い、実際に19時から20時の1時間は暇暇暇だったのでショゲてたけど、それ以降お客さんがどんどん来てくれて気づけばニギニギ。ニギニギをおおっぴらによろこべない2020年のイブ。

 

昼間に会った友人ふたりからも、お店に来てくれた人たちからも、リングフィットアドベンチャーの話題が出まくる1日だった。聞けば聞くほどよくできていて、確かにすごくおもしろそうなんだけど、ゲームに4万弱かけるほどのヨユーはないので、今度友だちの家で遊ばせてもらおうと思う。まるで小学生。うちは貧乏ではなかったけど、たくさんソフトを買う感じでもなかったので、持ってないゲームを友達の家で遊ばせてもらっていた。

 

帰って、リングフィットアドベンチャー楽しいんだろうなと思いながら、YouTubeで竹脇まりなさんの宅トレ動画を見ていつものメニューをこなしてから寝た。