2020年9月21日(月)/コミュ力だけじゃ得られないもの

朝から作業場の店番。平日よりは空いているが、祝日でもそこそこ人が来る。主にフリーランスや受験生が利用する場なのでそりゃそうなんだけども。

 

コワーキングスペースでなにをしようと人の自由なんだけど、逆に、ほぼなにもしない人が来店して気を引かれた。なんというかちょっと興奮した。会員ではなく一時利用のお客さんだったけど、会員になることを検討しているようで、なおさら気になる存在。別に様子のおかしい人ではない。しかし、なにかをするための場所で、なにもしないって、なんか凄みがある。

 

作業の合間に、吉本隆明『超恋愛論』のつづきを読んだ。

 

「たくさんの人と会って、社交性を高めて、ということだけをやっていては、自分の人生を自分で切り開いていくことは難しい」

 

とあって、ここが心にひっかかった。女性は家事や社交の役割を担うことが多く、そのせいで専門職につきにくいという話の流れで出てきた文章。

 

この文章が言おうとしていることをもっと知りたい。なにかと「コミュ力」が求められる、コミュニケーション能力至上主義の世の中だ。自分ひとりのなかに閉じこもらないと得られないものの大切さってあまり言及されない。

 

「すぐウケる」とか「すぐ儲かる」といった、近視眼的な他者評価の軸から離れたものにこそ、豊かさがあるような気がしている。だから、この一文がやけに残った。

 

吉本隆明の本リストを見ていたら、『ひきこもれ』っていうのがあって、もしかしたらこの本にもっと詳しいことが書いてあるのかも。

 

吉本隆明って難しそうと思ってたから読んだことなかったけど、すごく読みやすかった。さらさらっと読めてしまって、むしろ「もっとここを詳しく!」って箇所が多かった。

 

寝る前に、昨日見て笑い転げた『チャンスの時間』の「キングオブコント このカマシいけますか?選手権」をもう一回見て、そのあと『テレビ千鳥』を見た。そのおかげで、千鳥が夢に出てきた。

 

なんか説明が難しいんだけど、千鳥の2人ってすごく大人に見える。この「大人」っていうのは、社会人的なふるまいにそつがないとかじゃなく、人として安定してる感じというか。4つしか変わらないっていうのがいつも信じられない。

 

【食べたもの】

8時 チョコバナナトースト

11時 ワッフル

14時半 豚しゃぶサラダ、ハムエッグ、いくら、ごはん

21時半 さいころステーキともやし炒め