2020年9月29日(火)/支配の気配に過剰反応

区役所へ。本来ならずっと前に終わらせておくべきだったことを済ませに。平日昼間でも意外に人が多い。区役所に来ている人たちの、性別年齢国籍がまぜこぜな感じはちょっと楽しい。

 

公的な手続きは毎度毎度腰が重いけれど、来てしまいさえすれば意外となんてこともない。と毎度毎度思う。お役所仕事とか言って、勝手に嫌な印象を持ってるけど、窓口の人に嫌なことされたことは特にないし。

 

***

 

空気階段のかたまりさんが、後輩芸人レインボー池田さんにメイクしてもらう動画を見た。

 

かたまりさんが美人なのはわかってたことだからそこまで驚かなくて、むしろ池田さんのメイクスキルに興味を持った。手つきの鮮やかさに目を奪われる。

 

続けていくつか動画を見てみたら、ダイソー無印良品のコスメだけでメイクしてみたり、男性向けベースメイクを解説してるものなんかがあった。化粧歴が20年弱あるはずの私の、倍の倍の倍くらい、知識と技術があって震える。

 

もちろんキャラ付け的なこともあるだろうけど、しかしそれを上回るくらいけっこう本気でメイクが好きそう。そのまっすぐな探究心と、絶妙なぶりっ子しゃべりが癖になる。

 

これまでも女性のメイク動画を見たことはあったけど、池田さんのメイク動画がいちばんしっくりきた。動画を見て自分のモチベーションが上がったのも初めて。今まではどちらかというとbefore/afterの変わりっぷりを見てただけだったのかも。

 

メイクやファッションをもっと自由に楽しみたい。だけどその気持ちをうまく解放しきれていない。私はどちらかというと地味なメイクをして、地味な服装をしている。なぜかというと、人から茶化されるのが異常に嫌いだから。というか、茶化されるだけじゃなくて、褒められる場合も相手を選ぶ。と書くとむちゃくちゃ気難しい人だと思われそうだけど、実際に気難しい。

 

外見について言及された時、素直に受け取れる時と、カチンとくる時とがある。この時、言及する人の性別は関係ない。ニュアンスが難しいのだけど、その言葉の中に「相手を支配下に置きたい」という気配を感じるかどうかなんだと思う。

 

この支配の気配に対する拒絶反応は結構なもので、おそらくセンサーが過敏に触れてしまってる気もする。いつか、支配の気配を纏った相手にも、「ありがとう」とおおらかに受け流せるようになるといい。

 

男性のメイク動画に惹かれたのには、「女性が美しくなるのは、男性に好かれるため」という古い構図が自分の中に残っているからかもしれない。池田さんは、ただ純粋に自分の顔をより美しくしようとしている(ようにみえる)。古い構図に囚われず、ただ自分の美を追求している人には憧れの気持ちがある。誰と比較するでなく、誰のためでもなく自分のために、持って生まれてきた自分の顔や体をより良くしたい。そんな思いが私にもあることを、改めて実感した。

 

しかししかし、もし自分の顔や体が理想に近づいた時、本当に誰にも褒められなくていいかというと、多分違って。私は普通に俗っぽいですから。ただ、以前に比べると、誰にでも好かれたい欲みたいなのは薄くなった気がしていて、かと言ってじゃあ誰に褒められたいかというと、それはそれで浮かばないのだけど。

 

そんなわけで取り急ぎ、寝る前の筋トレメニューをちょっと強化してみた。日記よりも続けるのが難しいだろうなぁ。

 

【食べたもの】

10時 焦がし醤油バターのなんたらってのをかけたパスタ

14時 幕の内弁当

16時 ソフトクリーム(ベローチェ

f:id:yucchirorin:20200930205328j:plain

コップに入れて渡してくれる

19時 やみつき丼(餃子の満州