2020年12月28日(月)/2万で買える世間体

昨日家に帰ってから、帰省の飛行機をキャンセルした。出発2週間以内のキャンセル料は代金の6割で、だいたい2万円を払うことになる。

 

どっかでPCR検査して陰性だったら帰ることも考えたけど、そこまでして帰りたい……?の気持ちが強くなってきてしまった。「この時期にそこまでして実家に帰りたいやつ」と他人に思われたくない、みたいな見栄や世間体もある。社会に屈した感じ。

 

実家、特に父なんだけど、普段は東京にいるわたしがコロナにかからないか心配してるくせに、年末年始にはどうしても帰って来てほしいらしく、感染リスク的な考えがいきなりどっかに行っちゃって、いいおせち予約したよとかみんなで温泉行くべとかお楽しみアピールでわたしをおびき寄せようとする。だから、一応感染対策として帰省をやめたわけだけど、帰れないと告げるのには心苦しさがあった。こういうとき、親に対して罪悪感を持ってしまう。「わたしが行ってあげないとかわいそう」みたいな。まあでも、親子ってそんなもんなのでしょうか。どうなんでしょうか。

 

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飛行機をキャンセルしたあとのツイートの投稿のあたまにやたら「帰省をやめたので」をつけていたことに今朝気がついた。お酒が入っていたので、なんというか気持ちがそのまま現れているというか、ここ数日帰省どうしようかなって考えつづけていたので、どっちにせよ結論を出せてスッキリしたんだと思う。

 

それにしても、自分の年末年始休みは5日間しかなくて、暇を持て余すこともなくあっさり終わってしまいそう。ここ2〜3年は、無職だったりコロナだったりで、5日間仕事をしない状態なんぞザラにあったので、多少の空白には動じない。

 

晦日にはバーの店番があるし、年末年始だけ映画館で上映する濱口竜介の『ハッピーアワー』もみに行きたいし、お笑いの番組いっぱいあるだろうし、もくもく読書会もやりたいし、そんなこんなで、やりたいことをやりきれないまま4日を迎えてしまいそう。