2020年10月29日(木)/丸腰歓迎

飲み物食べ物のストックだけじゃなく、ヘアオイルやBBクリームもなくなりそう。そういえば、暑い時期にお米が切れて、涼しくなったらまた買おうと思って、十分涼しいけどいまだに家に米がない。そんなわけでトーストばっか食べてる。

f:id:yucchirorin:20201030210457j:plain

iPadでこの写真を隅々まで見た。食べ物の写真を、大きな画面で見るのは楽しい。あと、トーストは一度冷凍したほうがおいしい。

***

 

ゴールデン街店番。メルマガを読んでくれていた方が初来店。メルマガは、面識のある方だけじゃなく、まだお会いしたことがない方にも送っていて、この方ともこれが初対面。とはいえ何度かメールでやり取りしていたので、「おお、あなたがあの…!」みたいな感激があった。来てしまえばきっとなんということもないんだけど、来るまでにハードルの高い場所というのがわかるだけにとてもうれしい。

 

こちら側としては、ハードルが下がるようにTwitterやらなんやらで色々言ってみたりするのだけど、その辺の言い方はいつも匙加減に悩む。何故なら、本当の本当に「誰にでも」来てほしいわけではないから。とか書いちゃうと、控えめな方が「じゃあやめとくか」となりがちですが、そんな控えめな方にこそきてほしかったりするのです。

 

なお、控えめであろうとなかろうと、大人数で来られるのはちょっとなぁと思ってるんだけど、そのあたりをなんて書けば……と考えてたらこんなツイートを見つけた。

 これが言いたかった。怖いから連れ立ってくるって気持ちもわからなくないけど、それだとゴールデン街のいいところを味わいにくいと思う。書いてある通り、そもそも入れないお店もあるし。私のところも場合によって。むしろ丸腰のお一人の方を歓迎したい。

 

本や映画の立派な感想とか、業界の展望とか、肩書きがどうとか、有名人と仲がいいとか、そういうのは別にいい。そういう「doing」(『さよなら、俺たち』ご参照)でしか人とコミュニケーションが取れない人がいることも理解しているけれど、私はできれば、その人が、その人のままで、鎧を脱いでいられる場所がいいと思っている。

 

昨日来てくれた方はお一人で来てくれたんだけど、前を通ったら店が結構混んでいて、もう今日はやめようかなと思ったところ、なんと同じズボン(自分80年代生まれなんで「ズボン」です)を履いた当店の常連さんに「え、同じパンツー!」と呼び止められたことをきっかけにお店に入ってきてくれたそう。二人はパンツだけじゃなくて、他にも趣味が重なる部分があったみたい。

 

身につけているものが、その人の個性を表すのは理想だなと思う。こうやって、趣味の合う人に出会うこともある。私、ここもっとなんとかしたい。ほっとくと地味。こないだ初めて友だちに連れてってもらったバーで、そこの店主に「入ってきたとき地味だなと思った」と言われ、ショックとまでは行かないけどやっぱり地味なんすねと再確認した。

 

地味は別にいいっちゃいいけど、まあまあ背が高いもんで猫背気味でして、もうちょっと体格を生かした服装とかをして、のっぽをポジティブに捉えたいとは思ったりします。