2021年1月12日(火)/図星すぎて耳激痛

昨晩寒すぎて、一度しまった敷き毛布を戻したら、あったかくなったかわりに、前と同じように、胸の辺りから不安のかたまりがドワッと込み上げてきて目が覚めた。あたたかさの調節どうすればいいの。

 

9時台に乗った電車は、見慣れたレベルの混み具合だった。少し遅れていたせいか、一本めに来た電車はむしろいつもより混んでいたくらいで、こっちは時間に余裕があったから二本めに乗った。出勤者の7割削減って話はどうなった。飲食店に協力金を出すように、企業にもテレワーク協力金でも出さない限り大きく変わることはなさそう。

 

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『三行で撃つ』に書かれていたライター心得、できてないことが多すぎて一瞬逆ギレしそうになったけど、素直に認めないといけないなと思い直した。読んでいて特に耳が痛かったのは、読書量について。

 

『三行で撃つ』著者の近藤さんは、1日必ず2時間本を開けると。うち1時間はなんでも好きなものを読み、1時間は日本と海外文学の古典、社会科学あるいは自然科学、詩集から選んで読むのがいいと書いていた。それはある種の「苦行に似たトレーニング」だとした上で、しかしプロである以上は最低限の筋トレだという。めちゃくちゃ耳が痛い!

 

自分はプチとはいえ文壇バーを名乗るお店で働いているわりに、文学の話ができない。知識合戦をよしとしないお店なので、自分のようなものでも店番ができるのだけど、文学の話がしたくてやって来たお客さんには申し訳ない思いになることもある。

 

文学の話ができない理由は、純粋に十分な量の古典を読めていない上、その手の話が始まると「知ってるのがえらい」みたいな空気に陥りやすく、知らない側の肩身が狭くなってしまうので、それを避けたいという気持ちもある。

 

しかし、近藤さんもそう言ってることだし、いまはお店休業中で時間もある。古典を読んで知識を強化しつつ、文学の話を嫌味なくフラットにできるようになれたらいい。なれたらいいけど、壮大な目標。「できるようになった!」と爽やかに宣言できる日が想像できない。

 

星座占いによると、今年の射手座は学びの年らしい。何をするにも飽きっぽいので、なんか工夫をしたいところではある。